新年あけましておめでとうございます
(2006.1.5)
平成18年の新春を迎え、21世紀倶楽部員ならびに牛久市住民その他のみなさま方のご健勝ご多幸を祈念し、謹んで新年の挨拶を申し上げます。
私たちの牛久市の平成18年は、財政的にはかなり厳しい年になりますが、こうした時こそ新しいまちづくりに転換する絶好のチャンスと捉えるべきだと考えています。
近年、ドイツでは日本より一足早く、人口減少時代を迎えています。しかし、こうした状況を悲観することなく絶好のチャンスと捉え、シュリンキング・ポリシーに基づいた、ゆとりあるまちづくりが進められているそうです。都市部では、住宅の修復改善や解体にともない、空いた空間を自然に戻し、自然と共存することで安全と美しさとゆとりを取り戻しているようです。
牛久市でも、人口増加に陰りが見えてきました。整備された宅地への人口誘導政策を進めるとともに、一方で、貴重な私たちの共有財産である自然生態系を取り戻すために、30年〜50年という長期展望に基づいたまちづくりを、スタートさせる時を迎えていると考えています。
年頭にあたって、いま不安視されている人口減少時代への対処につきまして、私が共感し会員にもなっている、財)日本生態系協会の考え方を、協会紙から一部抜粋して紹介せさせていただきます。
「新しい経済のあり方は、共存主義」
現在の社会では、国の豊かさを計るときにGDP(Gross Domestic Products国民総生産)を使っています。しかし、GDPで表される豊かさとは、大量生産・大量消費・大量廃棄する社会システムの中でもたらされている豊かさであり、
資源が有限であることを考えれば、こうした社会システムが現代世代のことだけを考えた持続不可能なものであることは明らかです。
一方、GDPと一線を画し「国民総幸福量」などと訳されているGNH(Gross National
Happiness)という尺度があります。このGNHで表される豊かさとは、@経済の自立、A豊かな自然環境、B文化の保存と振興、C民主主義による政治の4つの視点から総合的に評価されます。
市場原理に基づく競争の経済はもはや限界に来ています。これからは、GNHのような将来世代も持続して幸福に暮らしていけるかどうかといった新たな尺度測っていけるものでなくてはなりません。
今こそ、グローバル経済から将来の世代とも共存できるコンパクトな新しい経済をしっかりと打ち立てていくことが必要です。それは、これまでの「自由主義経済」から、将来の世代とも共存する「共存主義経済」へと経済のあり方を大きく変える時がやってきていることを示しているのです。
「新しい政治のあり方も、共存主義」
今の民主主義は、主に私たちの世代だけを見つめてきた未熟な社会です。しかし、今後は、今の世代の人々のことを考えると同じように、世界の人々や将来世代の人々のことも考えていくことが重要です。そうした、成熟した民主主義へと日本を大きく変えていくことが必要です。
このような社会を創っていく基本は政治です。世界の人々、そして私たち人類の生存基盤である自然と共存していく社会に向けて、政治も「自由主義」から「共存主義」に基づいたものへと変えていき、縮合政策という戦略によって、共存主義社会に導いていく新しい政治が今こそ求められています。(以上)
21世紀倶楽部・大谷まさひこの目的及び信念は不変です。どうか、本年はこれまでに旧倍するご支援のほどを、よろしくお願い申し上げます。