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適正な執行権と議決権を保障させる市民環視

(2005.7.8.)

 

「市長の執行権はフリーハンドで行使できる?」

池辺市長が就任されて1年9ヵ月が経過しました。所信表明において「財政健全化」を自らの第一の使命とされ、厳しく各種の行政経費の見直しに取り組んできました。これによって、大幅な歳出の削減が行われ財政数値にも若干の明るさが見られるようになりました。

しかし、昨今の池辺行政に感じることは、市長のワンマンショーのようなです。就任された当初は、やや強引過ぎる手法に若干の批判はあっても、真剣さ、ひたむきさが見えました。が、その市長に大きな変化を感じるようになりました。
  それは、市民の「評判が気になる」、市民に「受けたい」という心の現れです。早くも、次の市長選挙を意識し始めたと思われる変化です。この変化によって、これまでの施策に一貫性を失うとともに、法律その他のルールを無視したような行政になり、市役所の組織プレーにも調和を欠き、支離滅裂といわれても弁明の余地さえない行財政運営という形になって、6月の市議会定例会に表面化しました。


  昨年、納税者のささやかな喜び、市税の「全期前納報奨金」を廃止しました。 敬老の日の祝賀行事の褒章費も削減しました
その他にも、数々の行政サービス削減を行いました。
  市立中学校は、今年はプールを使いません。これも財政節約の一環として行われました。プールが必須科目の1年生は、バスをチャーターして下根の市民プールに移送しますが、2〜3年生の選択制によるプールはなくなりました。わずか百数十万円を節約するため、教育予算にも手をつけて削減しました。  総合福祉センター有料化も、6月議会に提案してきました。福祉バスも廃止です。市議会は、行政サービスの低下を認めるかどうかに悩みながらも、財政状況を改善する必要性に理解を示して市長提案を議決し、「執行権の行使」を認めてきました。

  ところが、6月の市議会定例会に、これまでの行政運営に一貫性を失う補正予算が、平然として、議案上程されたことに議会は驚きました。

@ 今年の当初予算で50万円にしていた、区長会への補助金を80万  円8千円増額
A 昨年は削減した敬老祝い金が、敬老の日褒章費として544万4千  円増額
B「議会だより」予算を29万7千円にしたばかりなのに、293万円  増額
C その他、数多くの賃金・報酬などの人件費や委託料等の増額

 これらは本来、当初予算に計上していなければおかしいものですが、増額補正予算として提案されました。 @ Aは、市長の私意によります。 B(市長の削減要求に屈して紙代だけ予算化していた)は、議会だより編集委員会に依頼されて議長が要請したものです。 C は、当初予算に計上することを忘れていたものです。

3月議会で、予算委員会を設置して審査・採決した上、本会議で議決した当初予算とは、一体なんだったのでしょうか。平成17年度は、まだ始まったばかりです。

 地方の憲法ともいわれている、地方自治法第210条(総計予算主義の法則)には、
「一会計年度における一切の収入及び支出は、すべてこれを歳入歳出予算に編入しなければならない」と規定されています。市長は、議会に、法律を守らない当初予算を審議・議決させたことになります。議会は「補正予算を認めれば、当初予算は法律違反になる」という矛盾する議案の審査を迫られました。


「議会の議決権はどのように行使する?」

 「当初予算に計上忘れがありました」と陳謝して提案された補正予算であれば承認することも仕方ありませんが、平然として、行政の一貫性を自ら失う、矛盾する議案に賛否を迫られた市議会は、反対4:賛成17で市長に屈しました。

二元代表制における議会は、牛久市の税金・政策・人事などのすべてを握る市長を独裁者にしないために置かれています。その費用は約億円です。他市と比べて決して高額ではありませんが、機能しなければ、安かろう悪かろうの欠陥市議会です。
 議会は、つねに納税者の視点に立って市長の行財政運営を点検し、是々非々の判断をしなければなりません。市長=権力者に迎合せず「よいことはよい」、「悪いことは悪い」とする議決権を付与されているのです。「よいものは可決」、「悪いものは否決」して行政の適正さを守るために行使しなければなりません。

6月議会では、これが機能しませんでした。議会を構成する議員の一人として、何とも情けなく、申し訳ない醜態をさらしてしまいました。


「あなたの環視が適正な行政を保障!」
(環視=周りを取りまいて見ること)


民主政治では、有権者が「市長に執行権」、『議会に議決権」を与え、行政行為の結果について、有権者が責任をもつことになっています。
 あなたが「選んだ人(議員・市長)」が、何をしているかご存知ですか?
 田舎まちの市議会議員でも、人口8万弱の小さなまちの市長でも、有権者・納税者への説明責任があります。なんでも説明を求めてください。
 議場にきて、一般質問・議案質疑・賛否の討論・賛否の採決などを傍聴・環視するとよいのですが、できない方々は議員や市長に質問してください。得心できるまで話を聴いてください。選びっぱなしでは、牛久市は権力者のオモチャにされる危険さえあります。適正な執行権と議決権を保障させるために「環視」をお願いします!


私たちのまちづくりのために、平成19年の市議選に挑戦しませんか!

納税者・市民の立場を忘れない方、21世紀倶楽部は求め応援します!

 


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