| 一 |
茨城県の中で最も業務委託が多い牛久市です。私の調べでは、最も少ない下館市と比べると、一般会計予算の委託比率は約三倍:14%を超えています。
アウトソーシングの活用といえば聞こえはよいのですが、見方を変えれば職員が難しい仕事及び嫌な仕事をしていないという証明でもあります。他より職員数が少ないなどと従来は言っておりましたが、民間感覚の行財政運営に転換するのであれば、委託費或いは職員数を削減するべきであります。
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| 二 |
経常収支比率92.2%は改善しなければなりません。しかし、有効な手法としては、人件費を削減する以外に方法はありません。
市長だけが選挙公約として30%の給与カットをされても、焼け石に水であります。そして、助役680,000円・教育長640,000円となり給与の逆転問題が発生します。さらに、無謀な行財政運営を阻止しなかった幹部職員に応分の責任を問うことを避ければ、肩書きと給与の格差に基づく行政組織の若手職員の士気並びに責任感を回復することも、市民のみなさんの支持を得ることもできないのではないでしょうか。助役等は別格として、一般職幹部は、せめて、管理職手当ての一部返上などが必要であります。
市長が、勇気を鼓舞して決意を示されるならば、議会もその決意に応えて、抑制してきた議員報酬ではあっても、選良として、牛久市のリーダーとしての見識を市民に示すであろうことを、私はつよく確信するものであります。
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| 三 |
指名入札制度における公共事業予算額の事前公表制度は、高値落札結果を定着させております。平成14年度の公共工事における落札率は、何ごとかと眼を疑うばかりの100%落札が一件、ほとんどが98%台であります。
NPO法人『情報公開市民センター』の調査によれば、国交省が昨年度実施した公共工事の平均落札率は約95%、このうち低価格で入札され279件を分析したところ、平均落札率は70.3%で役所が設定する「予定価格」よりも約三割低かったそうです。同センターは、予定価格の約三割安い金額水準こそ実勢価格に近い、「予定価格の設定基準を改め、業者間の適正な競争が行われれば、工事費はもっと削れる」と指摘しています。
談合の温床と思われる予定価格の高さは、牛久市においても使用している流通実勢無視の資材価格:「資材の物価本」に原因があるようです。
限られた税金が有効に生かされるように、ただちに抜本的な調査・検討を始めて、入札改革を進めることも財政改革には急務であります。
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| 四 |
補助金も見直しが急がれます。平成15年度の補助金予算は、約6億9千万円あり、そのすべてが要求どおりに予算化されておりました。
その詳細についてはここでは触れませんが、私の眼には、いくら甘く見ても不適切と思われるものが相当数ございます。
補助金は、全市民のために必要なものでなければ、原則として廃止するという方針に基づいて見直しを行うことが、市民の負託に応える道であります。平成16年度予算の『補助金等適正化委員会』がすでに終わっているのであれば、再度開催して、全市民に理解される補助金にすることも肝要です。
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| 五 |
牛久市の外郭団体等にもメスを入れる必要があります。独立採算で経営されるべき某財団法人は、市の補助金及び事業委託によってすべてが保証されていることをよいことに、平気で逆ザヤ赤字事業も行っております。こう申し上げれば、関係部課長には心当たりがあるはずです。
すべての外郭団体に外部監査を入れて、存廃も含めた根源的考察を加える必要性を指摘しなければなりません。
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| 六 |
まちは運命共同体的な要素を持ちますから、改革の痛みはすべての市民が分かち合わなければ、乗り越えることはできません。
非常勤特別職のみなさんの多くは牛久市在住の地域リーダーであります。みなさんにもご理解をお願いして、『非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例』を見直す必要があります。これを、報酬等審議会に諮問するべきものと考えております。
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| 七 |
バブル崩壊後の地価下落は激しいものです。牛久市は、多くの公共施設を借地によって建設してきました。
地権者のみなさんには恐縮なことですが、地価下落に伴う借地の賃貸料の見直しをお願いしなければなりません。
まちの再生に全力で邁進される市長の要請に対しては、必ずや地権者のみなさんは、快諾してご協力くださるものと楽観しております。
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